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タコ焼き [イラスト]

あれは何時の頃だったろうか・・・。
とにかく小学生ホヤホヤのガキの頃だった。

正月だか祭りだかの時に山の頂上で屋台が並んでいて、その中からタコ焼きをチョイスした。
ホカホカのタコ焼きにソースと青ノリの香りが素敵なハーモニーを奏で、食欲をそそるにそそった。

が、いざ食べてみると何かがおかしい、タコだ、タコ焼きの中にタコが入ってなかったのだ!
オクトパス.jpg
「まさか、そんな事って・・・」そう思い2個3個と食べてみたのだがタコの気配が感じられない。

「やられた」

悲しい気持ちで食べ続け、最後の1個をパクリンコ、あれ?あれれ?なんか弾力がパネにパネェぞ。

よく見ると最後の1個の中にタコがパンパンに入っていた。
今まで入っていなかった分のタコが全部その1個に入っていたのだ、「やだ、何この素敵なサムシング」そう言いながら食べたのは良いがギッシリ詰まったタコの群衆にアゴの力をゴッソリ持ってかれて、食い終わった時には「はわわわ・・・」と、だらしない口になっていたのです。

もうあんな思いはタコさんだ。



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