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暇人と鳥 [イラスト]

去年の話ですが、大型スーパーの近くの道をテクテク歩いていますと、見知らぬ青年が微動だにせず、ジッと上を見ていました。
つられて自分もその視線の先を見ると、スズメが電線の上にチョコンと止まっているのです、どうやら青年はその雀にただならぬ興味を抱いたのか、ジーっと見続けていのです。

「余程の鳥好きか、鳥の研究をしてる人なんかな?」
そう思いながら、その奇妙な光景を暇人な自分もジーっと見続けていた。

ところがです。
雀は青年に見られ、雀を見ている青年と、その雀は自分に見られている、それなのに自分の事を見ている人が居ない、これはおかしい!
「見て! もっと俺を見てくれ!」
心の中でそう叫び周りを見渡しても、誰1人見ていません。

空しい気持ちでフト上を見上げると、カラスが獲物を狙うような目で自分を見ていた。
ナイタラダメヨ.jpg

「ゲッゲッゲ」そうカラスは鳴いた。

「カラスってクチバシまで黒いのだな」

その日はそのまま家に帰って「カラスに襲われた時の対処法」を考えていました



もの思う鳥たち―鳥類の知られざる人間性 (いのちと環境ライブラリー)


コメント(2) 

コメント 2

ヱミッチ

近所に、カラスよけのために、カラスの死骸の模型を電柱に吊るしてあるところがあってガチ怖いです。
あの模型ってばどこで手に入るんだろう。。いらないけど。
by ヱミッチ (2010-04-22 00:12) 

ろっぽんそー

ヱミッチさん

カラスは頭が良いので死骸の模型を見て
「にゃろー!よくも仲間を・・・、仕返しに畑を荒らしてやる!」
って事に発展したらどうしようかと思うと夜も眠れません
後、かかしにリアルなマネキンを立てるのは勘弁して欲しい、カラスでなくてもあの無機質な圧倒感、そして夜中に見かけると「お化けー!」とビビリが入るので・・。
by ろっぽんそー (2010-04-22 21:30) 

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