がんじがらめの夜 後編 [オカルト]
「なんか拍子抜けしちゃったね」と、拍子抜けの原因Aが言い俺がうなずきBがクシャミをした。
「まぁ、自殺したって言っても数日前の事だしなあ、成仏しちゃったんだよ、きっと」伸びをしながらAが言った。
「ああ、そうだな」「帰ろうぜ、もう眠たいや」「でもこいうのって、後日に祟りが起きたりすんだよな」「祟りでも畳でもどうでもいいよ、俺は腹が減ったぞ」なんて言い合いながらみんな家に帰った。
そして次の日、学校でBがソーセージパンを食いながら「なんか今日、Aが休みだってよ」と、言った、しばらくの沈黙の後「まさか・・・」と互いに戸惑った、が、こういう事は本人の口から聞くのが1番リアリティがあると決まり、電話や自分達から会いに行くのはやめよう、てか面倒臭いよね、ってんで、そのまま家に帰った。
しかし次の日も、また次の日もAは来なかった。
先生は「Aはしばらく病気で来れない」と言うので「もしや頭の病気では!」と、俺達は勝手に思い、そうだったら面白い事になりそうだなと、やっと心配してAの家にお見舞いのエロ本とベビースターを持って行った。
家に行くとAのお母さんが「あら、久しぶりね、Aがインフルエンザになっちゃってねえ・・・」
やられた、出ばなをくじかれた、誰だ、祟りだなんて言った奴は、とにかく風邪がうつるといけないとの事で、しかたなく「これ、A君から頼まれたので渡して下さい」と適当な嘘をついてお見舞いを渡し帰った。
数日後、学校に来たAが顔を腫らして「エロ本の件で親に殴られた、どうしてくれる」と語った。
終わり
「まぁ、自殺したって言っても数日前の事だしなあ、成仏しちゃったんだよ、きっと」伸びをしながらAが言った。
「ああ、そうだな」「帰ろうぜ、もう眠たいや」「でもこいうのって、後日に祟りが起きたりすんだよな」「祟りでも畳でもどうでもいいよ、俺は腹が減ったぞ」なんて言い合いながらみんな家に帰った。
そして次の日、学校でBがソーセージパンを食いながら「なんか今日、Aが休みだってよ」と、言った、しばらくの沈黙の後「まさか・・・」と互いに戸惑った、が、こういう事は本人の口から聞くのが1番リアリティがあると決まり、電話や自分達から会いに行くのはやめよう、てか面倒臭いよね、ってんで、そのまま家に帰った。
しかし次の日も、また次の日もAは来なかった。
先生は「Aはしばらく病気で来れない」と言うので「もしや頭の病気では!」と、俺達は勝手に思い、そうだったら面白い事になりそうだなと、やっと心配してAの家にお見舞いのエロ本とベビースターを持って行った。
家に行くとAのお母さんが「あら、久しぶりね、Aがインフルエンザになっちゃってねえ・・・」
やられた、出ばなをくじかれた、誰だ、祟りだなんて言った奴は、とにかく風邪がうつるといけないとの事で、しかたなく「これ、A君から頼まれたので渡して下さい」と適当な嘘をついてお見舞いを渡し帰った。
数日後、学校に来たAが顔を腫らして「エロ本の件で親に殴られた、どうしてくれる」と語った。
終わり
2012-03-30 19:52
コメント(2)
もしかして祟りでインフルエンザに…な訳ないか!(汗)
てか、未成年の飲酒や喫煙と同じ様に、親にエロ本預けちゃうって~のは法律で禁じられてた様な…(笑)
by ちょこちっぷ (2012-03-31 21:11)
ちょこちっぷさん
何だったんでしょうね、あのインフルエンザは、インフルエンザの霊にでも取り憑かれたのかもしれませんね、何にせよ自分が無事で何よりでした。
エロ本は本屋の紙袋に入れてあったから大丈夫かなと思ったんですけどね、親の方が1枚上手だったようです。
by ろっぽんそー (2012-03-31 23:41)