レトロ自販機を求めて

食いたいよぅ！
自販機のうどんやそば、ハンバーガーにトーストが食いたいよぅ！

ああいったジャンキーなのが食べたいんだ。
ジャンキーとは言い過ぎかもしれないけど、なんかこう、大味ってーか、ざっくりとしたのが食いたい。
しかも200円から食えるリーズナブル、そして自販機という「外食」ってのがミソなんです。

そう、自販機コーナーの雑な椅子と机で食べるからこそ、あの味が一段と美味しくなるんです。

寒い夕方に自転車で到着、自販機のうどんに七味をかけてハフハフと食べる、胃の中からじんわりと温かくなり、鼻水がツツツイっと出しゃばって、鼻をすすりながらそこに置いてあるどうでもいい雑誌をペラペラめくりながら貪る、家路につく頃には辺りは暗くなり「後はけぇって風呂へえって寝るだけだい」と、安上がりな安堵感に浸りたいんです。

ほぼ上げ膳据え膳というのもたまりません。

調べたら自転車で40分の所にあるっぽいのでクリスマス辺りに行ってみたいです、あえて。

昭和レトロ自販機大百科

• 作者: 越野 弘之
• 出版社/メーカー: 洋泉社
• 発売日: 2015/08/04
• メディア: 単行本（ソフトカバー）