羊は兎の夢を見る [イラスト]
アレは小学生3年生の頃だったろうか、遠足で動物園に行った。
「みんな〜、班ごとに決められたルートで行くのよ〜」そんな女の担任の先生の言葉を無視して、俺は勝手に班を抜け出し「羊触れ合いコーナー」に行ったのだ。
なんせその頃の自分は生粋のきかん坊で周りに迷惑をかけまくっていたのです。
で、メエメエ言ってる羊共をマジマジと見ていると、1匹だけ左右の角の大きさが結構な感じで違っていたのを見つけ、何だか愛嬌が湧いて「コイツに乗りてぇ‥」と、思い、係のおねいさんの目をかいくぐってウンショウンショとよじ登り乗ることが出来た。羊の上から見る風景はとても広く、何だかアノ地平線まで行ける気がした。
実際このまま家までこの羊を連れて帰ろうと本気で思った。
が、それを見た係のおねいさんの「ひゃあ!」との声と同時に別のクラスの男の先生が走ってやって来て、羊から引きずり落とされ、先生に「何をやっとるか!」と、頭の形が変わるくらいに殴られた。
「やだい、やだい! 羊と帰るんだい!」と泣きじゃくる自分を先生は引っ張って「ならんものはならん」と言って班に戻された。
羊の上から見たあの景色は絶対に忘れないと思ったが、家帰って夕飯食って風呂入って寝て起きたら忘れていた。
「みんな〜、班ごとに決められたルートで行くのよ〜」そんな女の担任の先生の言葉を無視して、俺は勝手に班を抜け出し「羊触れ合いコーナー」に行ったのだ。
なんせその頃の自分は生粋のきかん坊で周りに迷惑をかけまくっていたのです。
で、メエメエ言ってる羊共をマジマジと見ていると、1匹だけ左右の角の大きさが結構な感じで違っていたのを見つけ、何だか愛嬌が湧いて「コイツに乗りてぇ‥」と、思い、係のおねいさんの目をかいくぐってウンショウンショとよじ登り乗ることが出来た。羊の上から見る風景はとても広く、何だかアノ地平線まで行ける気がした。
実際このまま家までこの羊を連れて帰ろうと本気で思った。
が、それを見た係のおねいさんの「ひゃあ!」との声と同時に別のクラスの男の先生が走ってやって来て、羊から引きずり落とされ、先生に「何をやっとるか!」と、頭の形が変わるくらいに殴られた。
「やだい、やだい! 羊と帰るんだい!」と泣きじゃくる自分を先生は引っ張って「ならんものはならん」と言って班に戻された。
羊の上から見たあの景色は絶対に忘れないと思ったが、家帰って夕飯食って風呂入って寝て起きたら忘れていた。
2019-01-13 16:04
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